鍼灸学生用


2019.04.26

鍼灸学校1年生が取り組むべきこと ~その3~

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

今回は、鍼灸学校1年生の皆さんへのアドバイス、
第3回目です。

私が学生時代に積極的にやっていたのは、
鍼灸師の先生方の施術を実際に受けてみることです。

学校に併設されている鍼灸院はもちろん、
評判の良い鍼灸院があると聞けば、
すぐに予約を入れて足を運んでいました。

 

◆鍼灸師の先生たちの施術を体験する

私が1年生の頃は、
ゴールデンウィーク前後くらいからでしょうか、
学校に併設されている鍼灸院に
毎週通っていました。

そして、そのとき施術を担当してくださったのは、
当時私の生理学担当の先生でしたので、
施術を受けている間に様々な質問をしました。

生理学に関する質問はもちろんのこと、
学んだ知識の臨床での活かし方など、
かなり聞きまくりました。

そのときは、ちょうど3年生の先輩の
臨床実習の時間でしたので、
先生の施術を側で見ている先輩方の緊張感も
伝わってきました。

2年後の自分の姿を想像できるので、
モチベーションも上がりましたね。

また、腕が良いと聞いた鍼灸院には、
積極的に足を運んでいました。

先生に「鍼灸学校に通っています」と言えば、
いろいろな話をしてくれます。

そして、今の私の身体はどんな状態なのか、
どんな治療をしているのか、
今刺したツボは何のために使うのか、等々
またまた質問しまくりました。

施術を受けているあいだ中、
ずっと質問していたので、
「コイツ、しつこいヤツだなぁ」と思われた先生も
いらっしゃったかもしれませんが、
全ての先生がどんな質問にも
学生の目線で丁寧に答えてくれました。

臨床の現場で活躍されている先生方の話は、
本当に説得力があります。

卒業後の自分をイメージできますから、
勉強にも身が入るようになります。

また、これは私が2年生の頃ですが、
お灸で有名な鍼灸院があることを聞きつけて
すぐに施術を受けに行きました。

そして、そのご縁で、卒業後、
その鍼灸院に長らく研修生として入れていただき、
高度なお灸の技術を身につけることもできました。

日本には、皆さんはまだ知らない
素晴らしい先生がたくさんいらっしゃいます。

どうか積極的に、鍼灸院に足を運んでみてください。

自分の目の前に広がる世界の奥深さに気づき、
きっと感動を覚えると思います。

 

誠真堂鍼灸院 東洋史