お知らせ


2022.10.18

美容に!健康に!甘酒の魅力 その1

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

季節の変わり目のこの時期、
寒暖差が激しいですね…。

体調を崩されている方も多く、
どうやって健康を維持するかが
とても大切になってきます。

そこで、今回から数回に分けて
「飲む点滴」とも言われている
栄養満点の甘酒について
お話しようと思います。

知れば知るほど、すごい飲み物です。

 

◆甘酒の種類

現在、甘酒には「麹甘酒」と
「酒粕甘酒」の2種類があります。

白米に米麹をまぜて
発酵させるのが「麹甘酒」。

ノンアルコールで米のミネラル成分が残り、
お米と混ざった麹菌がデンプンを分解し
ブドウ糖を作り出すのでほんのり甘く
しかもカロリーは低めです。

一方、「酒粕甘酒」は酒粕をお湯で溶いて
飲みやすいように砂糖と生姜を入れたもの。

酒を絞った残りの酒粕には
ビタミンB群や食物繊維、
ダイエット効果のあるタンパク質が
豊富に含まれているのでこちらも人気です。

ただし、ソフトドリンク扱いではあるものの
微量のアルコール分が含まれていますので
お酒が苦手な方やお子さんは、
「麹甘酒」の方が良いでしょう。

 

◆ニ千年の歴史を持つ甘酒

現代日本では、冬に温めて飲むもの、
というイメージが強い甘酒。

ですが、
何人かの患者様にお聞きしたところ、
健康のために日常的に飲んでいる方もおり、
意識の高さを感じました。

既述の通り、甘酒は「飲む点滴」と
称されるほど栄養満点。

江戸時代には、「栄養ドリンク」として
一年中飲まれていました。

そして、その歴史は古く、「日本書紀」に
醴酒(れいしゅ)、天甜酒(あまのたむざけ)
という飲み物に関する記述があり、
これが甘酒の起源と考えられています。

具体的な記述内容は、以下の通りです。

「289年頃、吉野の民である
国栖人(くずびと)が、応神天皇に
醴酒を捧げて国栖奏を奏で、酒宴を行った」

西暦289年と言えば、古墳時代前期です。

248年頃に卑弥呼が亡くなったと
されていますから、
甘酒はとんでもなく遥か昔から
日本で飲まれていたということになります。

もしかしたら、卑弥呼も
甘酒を飲んでいたのかもしれませんね。

ちなみに、この「醴酒」「天甜酒」は
ともに「麹甘酒」とのこと。

日本人が約二千年前から飲んでいた甘酒。

そして、今でも「飲む点滴」として
現代の日本人の健康を支えている…。

まさに、先人の叡智が詰まった
日本が誇る飲み物の一つと言えるでしょう。

※その2に続きます

誠真堂鍼灸院
東 洋史

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